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クローズアップ19. 祈りを託すロザリオリング

カトリック教国であるイタリアでは、
ロザリオはとても神聖かつ身近なアイテムです。
ロザリオとは「バラの冠」の意味で、
長い数珠のように連ねた珠のひとつひとつを
バラの花と見立てています。
聖母マリアへの祈りを唱える際には、
珠を繰るようにロザリオを回していくのだそうです。

そうした伝統を背景として生まれた
フェデリーコ・ブチェラッティの《ロザリオリング》。
一見すると、なめらかなインチーゾが美しい
シンプルなデザインリングのようですが、
じつは 驚くような仕掛けが隠されています。

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まず何より目を引かれるのは、センターに配した
プリンセスカットダイヤモンド周りの細工ではないでしょうか。
クラシックな彫模様が幾重にも取り巻き、とても華やかです。
ロザリオのクロスをイメージさせる、厳かな雰囲気も漂うようです。

リングの周囲には、ボール状のゴールドモチーフが
10個並び、輝きを象徴するような彫模様に囲まれています。
その数は、一連のロザリオが10個の珠から成ることに由来しています。

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まるでバラのつぼみのように細やかな珠の彫刻表現と、
リングを縁取り、極小の珠が整然と並ぶペルリナーティ。
緻密な手仕事をご覧ください。

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そして、このリングの秘密の仕掛けですが...、
写真ではおわかりになり難いかもしれませんが、
リングが二重構造になっているため、
外側のリングだけを動かして回すことができます。

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つまり、小さなボールを順に繰りながら
クロスのダイヤモンドまで触れていくことで、
ロザリオを回すのと同じような意味合いを
込めることが出来るようになっています。

人生の折々に、祈りたい時は、
宗教・国籍に関わらず誰にでも訪れるものです。

たとえばご自身の夢や願いをかなえたい、
あるいは大切な誰かのために祈りたいという時、
このリングをそっと回しながら、
想いを託してみてはいかがでしょう。

うれしい時も、つらい時も寄り添って、
祈りの記憶を重ねてくれる、1本のリング。
それはきっと他には代えられない、
価値ある存在になるに違いありません。